私は吉富町で生まれ育ち、23歳の頃から豊前市で暮らすようになりました。
家庭の事情で建設業を営んできましたが、それ相応の年齢となり、一時期は母と義母を同時に自宅で介護する生活を送りました。しかし、自宅での介護は不安なことも多く、デイサービスや老人ホームへの入居を考えなければならない局面が訪れます。
当時の施設は人里離れたイメージでした。そのためか、一般的にも老人ホームの入居に「かわいそう」「隔離される」といったイメージが漂っていました。
そこで私は、家族が後ろ髪を引かれるような思いではなく、安心して快適に過ごしてもらえるような施設を中心部に建てる決意をいたしました。